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神経ペプチドから見た「笑い」が健康にいいという話

神経ペプチドから見た「笑い」が健康にいいという話


笑うことは健康にいい、と言われます。

「笑う門には福来り」という言葉もあるくらい笑うことは幸せに直結するということが言われています。

笑うことで活性化させるのがNK細胞です。
NK細胞とは生まれながらの殺し屋と言われている免疫機能を司るリンパ球の一種で、がん細胞やウィルス感染細胞を撃退する為に重要なものです。

笑うことでNK細胞が活性化されると、脳内の間脳が活発に働きはじめ、「神経ペプチド」という情報伝達物質が作り出されます。

神経ペプチド 

神経ペプチドとは脳で作られる蛋白に似た分子の一種で、神経伝達物質として働くものもあればホルモンとして働くものもあります。

また、神経ペプチドには、神経細胞以外の多くの細胞から放出されるホルモンもあります。

この神経ペプチドは感情を読み取ることができ、良い感情の情報なのか悪い感情の情報なのかによって、神経ペプチド自身が善玉か悪玉かに変化します。

笑う情報は善玉ペプチドとなり、血液やリンパ液を通じて身体の中に流れ、NK細胞の表面に付着します。そしてNK細胞の働きが活性化するのです。

「笑い」によって作り出された「善玉ペプチド」は、NK細胞が戦うための栄養源になり、がん細胞やウィルス感染細胞を撃退するパワーとなるのです。

このことから、笑うことは健康にいいということになるのです。

逆に悲しみやストレスによって作り出された「悪玉ペプチド」は、NK細胞の働きを弱めてしまう作用をもたらします。


このように、神経ペプチドとは、他の細胞にくっついてその効果を発揮します。
免疫システムの健康を増進するように働く神経ペプチドには、セロトニン、ドーパミン、レラキシンがあります。
これらのホルモンは、人がリラックスしていたり、幸福を感じていたりするときに放出されるものです。

神経ペプチドは感情に反応して分泌され、プラスの感情かマイナスの感情かで受け取る細胞のレセプターもプラスかマイナスに変化します。
さらに、神経ペプチドは体内のどの細胞にも存在するので、免疫システムのみならず、身体の全細胞に作用します。
その為、マイナスの感情がある場合、免疫システムだけでなく、身体の全細胞にマイナスの作用をもたらしてしまいます。

思考が感情を生み出す

思考が感情を生み出しことは広く知られていますが、メッセージを送るときは、脳下垂体を通じて神経ペプチドが血液中に分泌されて様々な反応を引き起こします。

もし私たちの脳が、ある一定パターンの感情を受け取ることに慣れてしまうと、習慣的な感情が身についてしまいます。

例えば恐怖心。恐怖心が常にある場合はすべて前向きな行動がとれなくなります。
今この瞬間に考えていることやイメージしていることが未来を決定している、と言われます。
自分自身の思考(考え方)や創造力を徹底的に監督して、自分の思考のパターンを身につけておくことはとても大切です。

しかし自分の思考パターンを変える事はそう簡単ではないことではありませんよね。

ついついマイナイ思考に考えてしまう
いつも新しいことには不安が付きまとう
なぜか怒りがはなれない


なぜ同じような思考パターンを繰り返すの?


アメリカの神経科学者、脳科学者であるキャンディス・パート博士は、人間の複雑な情動とそれらを伝達する神経伝達物質である神経ペプチドと免疫機能の関わりなどを研究している分野の第一人者です。
パート博士は『Molecules of Emotion』 (訳注:未邦訳「感情の分子」)の中で伝えています。

現実の出来事に対して何らかの感情を抱いた時、それは脳内の視床下部からその感情を特定するペプチドが分泌され、何か出来事があったり、頭のなかで空想したりすると、それに反応して感情が湧いてくるときに脳内の視床下部からその勘定に対するペプチドが一斉に放出されます。

神経ペプチドは、アミノ酸がいくつか連鎖して出来たもので、さらにこのペプチドが幾つか連なるとタンパク質になります。
細胞にとって神経ペプチドは新しい細胞を作る上で必要な材料となるので常に欲しがっています。

心配症でいつもイライラしている人の場合、その人の視床下部からいつも心配症のペプチドと、イライラペプチドが大量に放出されています。
時々怒ったり、喜んだりするので、たまに怒りや喜びペプチドが出ますが、その数はとても少なくなります。

細胞の細胞膜の表面にはこれらのペプチドを取り込むためのレセプターがあり、頻繁に放出されているペプチドの型のレセプターを増やしていきます。

そしてそのペプチドの型のレセプターは私達の身体のあらゆる細胞に増えると言われます。


このことから、パート博士は
「もはや心と身体を分けて考えることはできない」と述べていて、

体験や記憶、考え方のパターン、ものの見方など、人生を構成する体験や感情が、人の身体そのものを作っており、思考パターンを繰り返す事になるのです。

  • Posted by 白石 のり子
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