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コミットメントをする際の言語の使い方について

【コミットメントをする際の言語の使い方について】


「言語の構造と貯蓄傾向の関連性」

このタイトル、とても気になりませんか。

"使用する言語が行動傾向に影響を与える"
という内容です。

もしあなたが、成し遂げたいこと、目標とすること、夢や希望をお持ちでしたら、
未来系ではなく現在形で話しましょう。

でもそれは何故でしょう。


コミットメント2 


このタイトルは
アメリカ在住の中国人キース・チェンという行動経済学者の講演
「キース・チェン 言語が貯蓄能力に与える影響」でのお話です。

彼は中国で生まれアメリカで育った中国人で、
常に英語と中国語での言語の相違を感じていたそうです。

そして、使用する言語に未来形がある・ないの比較で
貯蓄傾向が違う、ということに気が付いたということでした。


OECD諸国(経済協力開発機構)での貯蓄傾向は
GDPの1/4の貯蓄傾向があるとのことでした。

そのうちでギリシャは貯蓄率10%という低さ。
しかし傍にはアメリカ・イギリスがあるとのことでした。

彼は行動経済学者なので、
「言語がいつのまにか行動傾向に影響をあたえていないか」
と感じたそうです。

英語は時制があり、未来形があります。
しかし、中国語には未来形はないとのこと。

It will rain tomorrow.

英語では雨が明日降るならwillが必要で
It rain tomorrowにはならない。

しかし中国語には未来系がないので時間の区切りが無い
It rain tomorrow でOKなのです。

実はゲルマン語派の中で、英語だけが未来形があるそうです。



「未来は遠いイメージがあり、貯蓄する気が薄れるのではないか」

検証した結果、未来形の無い国はかたまっており、
未来形が無い言語話者と高額の貯蓄を持つ人が一致した
とのことでした。(北欧諸国)


このことから、国ごとの違いを排除して
更に研究を進めて行きました。

世界中からのデータを集め
健康・加齢後・退職後についてを調べました。

更にアフリカ諸国の健康調査も加えての研究でした。
(そこは未来形がある/ない2つの言語話者がいる国が多い)

コントロールできる特性は、

生まれ育った国
性別年齢
所得レベル
家族
宗教

その中で、同特性を持ち未来形がある/ないの違う言語話者の貯蓄を比較しました。

ブリュッセルに住む世帯(フレミッシュ語/フランス語)
ナイジェリアに住む世帯(ハウサ語/イボ語)

この比較から、
未来形の無い言語話者の方が貯蓄が30%高い、
という結果が出ました。

そして、健康面では未来形の無い言語話者の方が

喫煙 20%~24%低い
肥満になる確率13~17%
コンドーム使用率21%多い

という結果になったそうです。


このことから、
"言語を使うたびに将来の捉え方に関して、
知らず知らずの内に行動に影響を及ぼしている"
と言えるようです。

コミットメント 

それでは、気になる我らの日本語はどうなのでしょうか。

様々な事が飛び交うようですが、

日本語には未来形はない

みたいです。ホッ(笑)

しかし、未来形があるないにかかわらず
日本語はいくらでも曖昧に話せる言語ですから、
その特異性に乗りすぎると未来形でなく曖昧系として、
遠い未来よりも不確実な幻になることに注意が必要かもしれませんね。

是非大事な事は現在形でコミットメントしてくださいね。


  • Posted by 白石 のり子
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